■ 設立趣意書

今Linux (「リナックス」) というオペレーティングシステム (OS) が世間の熱い注目を集めています。 1991年、フィンランドのLinus Torvalds氏によって開発が始まったLinuxは、世界中の有能な開発者の参加によって急速な進化を続けています。 そして、現在ではそのすぐれた信頼性と性能、ユニークな開発とサポートスタイルによって、次世代 OS の有力候補としてビジネス界からも注目を集めるようになりました。

Linux は、従来の商用ソフトウェアでは考えられなかった特徴を持っています。 そのもっとも重要なポイントは、もっとも詳細な設計図であるソースコードが 公開されていて、閲覧、改良する権利が万人に認められていることです。 オープンソースと呼ばれるこの特徴により、誰でも Linux を利用できるだけでな く、開発やサポートにも参加できます。 このような自由な気風により、開発者やユーザによるコミュニティが、世界各地で、そして日本でも数多く形成され、 Linux をより良いものにするために互いに助け合って貢献してきました。

また、このコミュニティの中から、 Linux を活用した製品やサービス、Linux そのものに対するサポートを提供するベンダーが、日本でも 2、3 年前から登場していました。

我々 LBI (Linux Business Initiative: リナックス・ビジネス・イニシアチブ) は、 Linux に関する広報、啓蒙活動を行うことを目的として、これらの先進的なベンダーによって1998年2月に結成されました。 その後 Linuxへの関心が急速に高まり、評価して活用しようとするユーザ企業も増えてきました。 これを一時的なブームで終らせずトレンドとして定着させるために、 先行して製品やサービスを提供してきた我々の役割は非常に重要だと考えます。 会員の企業規模、所在地、経営資源、提供する製品やサービスの内容はさまざまですが、 我々が共同の取り組みを強化することは、我々自身だけでなく、Linuxのビジネス活用を考えているユーザ企業にも有益であると、我々は確信しています。

そこでこのたび、設立発起人(会社)の合意により、従来の緩やかな連合状態から踏み出して、 LBIを約款や組織を備えた任意団体として正式に再発足させることにいたしました。

新生LBIは、Linuxユーザ、開発者のコミュニティや関連諸団体と良好な関係を保ちながら、 Linux関連ビジネスの健全な成長のために、次のような活動を行います。

  • Linuxに関するさまざまな情報の収集と公開
  • 会員同士の情報交換、親睦活動
  • ビジネスモデルやモラルに関連する事項の調査研究
  • 会員企業が高品質の製品やサービスを提供するための共通基盤の整備
  • 関係諸団体との協調
  • コミュニティの一員として、コミュニティとの協調と貢献

設立発起人(会社)は、Linuxに関連するビジネスに携わっている方に対して、LBIへの参加を強く呼びかけます。

  1999年5月吉日

プリンタ用画面

Powered by XOOPS Cube 2.0 © 2005-2012 The XOOPS Cube Project